五島長崎トライアスロン(バイク編)

b0068891_21504660.jpgバイクは1周45kmほどを3周とその周回コースまでの距離を合わせた180.2km。
トライアスロンでは一番レース時間が長い重要なパート。

スイムを上がった時点でえらく寒かったので、ある程度、心拍を上げてまず体を温める。

この寒い雨にも関わらず、沿道は応援の人たちでいっぱい。
鳴りものを鳴らしながら通り過ぎる選手を応援してくれている。
力が出るね。ありがたい。感謝!!




さて、周回コースに入る前に最初のトラブル。
給水して、ボトルをゲージに戻すときに落としてしまった。
もともと、捨てる予定のボトルだったので、未練はないけど、あまりにも早すぎた。
落下したボトルを目で追い、後続選手の邪魔にならないところに移動した事を確認して、その場は立ち去ることにした。

長丁場のバイクは補給がポイント。
周回コースに入った時点で、PowerBarを食べることにした。

アップダウンも無く、比較的に平坦なコースになったところで食べ始める。
雨で手が滑るので、注意深く開封してひと口、補給。

と、ここでまたもトラブル、殆ど食べていないこのPowerBarも落としてしまったのだ。
まぁ、まだ有るから大丈夫か…。

もう一本、別の味のPowerBarを引っ張り出して来て、コイツで補給開始。
すると、コイツもふた口ほど食べたところで落下させてしまった。

雨で手が滑る上に、グローブをしているので、しっかり掴むことができず、指先だけで持っているような状態が良くない。

流石に3本の内の2本を落下させると、ちょっと焦ったが、あとはエイドの補給で何とか賄うことにした。

最後のPowerBarは3周目に回し、以降はエイドで必ずバナナを貰って補給。
ランも合わせると一日で一房くらいのバナナを食べてるんじゃないかというくらい食べた。

さて、バイクコースは適度なアップダウンもあり、僕の好みのコース。
しかし、若い頃に比べてやっぱり脚力が落ちているのか、登りでキツい箇所がある。
僕のバイクは8速で12-21のスプロケットなので、かなりクロス気味だけど、23あるいは25が有れば良かったと感じた。
登れない訳ではないのだけど、如何にも効率が悪い。
ちなみにホイール径は26インチ。

登りは少し苦労させられたけど、50kmオーバーでワインディングを駆け抜ける箇所とかは本当に気持良い。

このコース、好きだわぁ!

バイクは好調で、次々と前の連中を抜く事ができた。
そりゃ、スイムが遅かったってことか…。
いや、でもスイム上がったときに半分くらいはバイクが有ったけど…。

とにかく快調に1周目、2周目と飛ばし、3周目の後半に差し掛かったところでこのレース最大のアクシデント。

130km地点、下りの左コーナーを気持良く抜けたところで、外側に停車している軽自動車2台が目に飛び込んで来た。

間に合わない!

何でこんなところに車を止めてるんだ!

ブレーキレバーを握ると後輪がスリップ
グリップを確保する為に反射的に一瞬だけ後輪ブレーキを開放してもう一度、握る。

もう一度、スリップ。次の瞬間、転倒!
ヘルメットが地面にぶつかったのが分った。そしてスライディング。
停車していた軽自動車の下にバイク諸共突っ込んだ。

何が起こったのか分らなかった。
自分の左の脇の下に車のタイヤがある。コイツで止まったのか。

とにかく起き上がらなければ。
車の下から這い出して来て開口一番。

「なんでこんなところに車止めてるんですか」
(怒鳴りつけるって感じではなく、あくまで温厚に…)

「メディカル車両でここで医療活動していたんです。ゴメンナサイ!」
ってそう言われたら返す言葉がございません。

「とにかく、まだ後ろから選手が来るから、まず車をどけてください」

車をどけてもらい、スタッフに言われるまま路肩に座り込んで自分の状態を確認する。
正直、リタイアの文字が頭をよぎった。

調子良くバイク乗れてたのに…。

擦り傷の手当をしてもらって自分の体を点検すると、左手首に痛みが有るものの、どうやら骨に異常はなさそうだった。
(後で分かったことだけど、このとき胸をどこかにぶつけたらしく、胸骨にヒビが入っていた)

バイクは?!
バイクを見るとボトルが総てぶっ飛んでいた。

ボトルは?
ボトルはスタッフの方がまとめてくれたいた。

フレームは大丈夫そうだった。
しかし、タイヤはブレーキが噛んでしまって動かない。

動くのか?
また、リタイヤの文字が頭をよぎる。

前後とも、クイックリリースとブレーキを調整したらタイヤは奇麗に回った。
良し!行けるかも!

「続けますか?」

「続けます!」

あれ?サングラスのクリアレンズがぶっ飛んでる。
あれ?時計も無い。

両方ともスタッフの方が持っていてくださったけど、時計はベルトがぶち切れていた。
体もバイクもなんとか走れる状態!

良し行こう!
こうなりゃ、俺を置き去りにしていった連中を全員ブチ抜いてやる!

徳之島でパンクした時もそうだったけど、こういう状態のときに僕はモチベーションが最高潮になる。
あのときは沿道の人から「あの人、速い!」って言われたな。

b0068891_225048.jpg今日も沿道の連中に「速い!」って言わせてやるぜぇ!
集中力が増してくるのが分った。俺のレースだ!

300mほど走ったスペシャルエイドで破れたゴミ袋の代わりを貰って、いざ、残り50km!飛ばせぇ!


…ってしかし、ロングってのはそんなに簡単には行かないのね…。

130km走って来た疲れからか、集中力が持続しない。20kmほど走るとスピードが落ちてきた。

バイクも全く異常がない訳ではなかった。
最も軽いギアの21に入れると、カタカタと音がする。しかもけっこうな音量。
大丈夫かぁ!なんとかゴールまで保って欲しい。

おまけにちょっと空腹感も出て来たぞ。
マズい事に最後のPowerBarはもう食べてしまった。
予備にと思ってバイクジャージのポケットに入れていたカロリーメイトを引っぱり出して来る。
コイツを入れておいてほんとに助かった。

周回コースを終え、バイクフィニッシュの中央公園を目指す。
アクシデントもあり、ハンガーノックも危なかったけど、何とかバイクゴールが近づいて来た。

ゴール直前!なんと東京から一緒に参戦している友人がランの3km辺りで歩いているではないか!

これはランで抜けるんじゃないか〜。
( ̄▽ ̄) ニタぁ〜。
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by yojige | 2011-06-27 21:20 | Triathlon