第29回宮古島トライアスロン

■スタート前
午前3時、目が覚めると外はゴーゴーという風の音。今日は昨日の予報どおり強い北風が吹いたか。twitterを見ると、「橋、渡れない!」なんて呟きも。全く同感。

朝食を終えて、5時にスイムスタートの東急リゾートに行くと、こんな風。

こりゃホントに橋を渡れないんじゃないかと思った。



海の状態はどうなんだろうと思い、明るくなってからスイム会場に降りてみるとこんな感じ。

これ、左から右に泳ぐのですが…。厳しくない…。

1週間前の石垣島トライアスロンのスイムで死亡事故が有った為か、大事を取ってスイムは中止が宣言され、第1ラン6.5kmからスタートするロングデュアスロンになった。

29回の宮古島大会にして初のデュアスロン。現場は混乱して、役員も選手もどこからスタートするのかさえ分からない状態。最終的に選手は一旦、スイムスタートの前浜に集合し、そこから役員の誘導でバイクスタートの計測地点に移動。ここから6.5kmの第1ランをスタートすることになった。

b0068891_1915967.jpgまさかデュアスロンになるなんて思っていなかったので、第1ラン用のシューズを用意していなかったのだけど、もしそうなったらこの履物で走ろうと思って履いてきたコイツで第1ランを走ることに。

スタートして最初は問題なく走っていたけど、狭い所を大勢で走るもので、何度か踵を踏まれてあえなくツッカケ状態になる。そのままでも走れなくはないけど、気持悪いので何度か立ち止まって踵を履き直す。結局、第1ランは32分ほどでバイクトランジットへ。

■バイク編
バイクトランジットに着くと、東京の友人がちょうどラックからバイクを押し始めた所だった。おぉ!けっこう近いじゃん、などと思いながらも、彼の方が僕よりバイクが速いのでここから離される一方かななんてちょっと冷静に分析。

トランジットエリアを出て、キッタンとみっちゃんに見送られ、得意のバイクをスタート!

いつもならガンガン抜いて行くという感じなんだけど、苦手のスイムと違い、ある程度前方で第1ランを終えているので、緩やかに抜いて行く感じ。追抜いていくバイクもチラホラと。

前方でレースをするっていうのはこういう感じなんだろうなぁ…。

それにしても凄い風。池間に向かう前半は向かい風でアベレージが30km/hに届かない。15km付近の下り右コーナーで突風に煽られて吹っ飛ばされそうになった。恐ぇ〜。

30km地点の池間大橋は酷かった。遮るものが無い強風吹き荒れる海の上にバイクで突っ込んでいく感じ。両手でハンドルをしっかり握っていないと振り落とされる。

給水の為にボトルに手をかけ、片手運転になった途端に突風に煽られたら完全に吹き飛ばされる感じ。マジで恐いんですけど…。
実際、そのような転け方かどうかは分からないけど、倒れて救護の世話になっている選手を何人か目撃した。

池間から東平安名崎にかけてはもともとスピードが出る区間。この日はほぼ横からの風だけど、時折吹く斜め後方からの追い風でトップでも回り切ってしまうほどのスピード。時速60kmくらい出ている区間も有った。この区間で平均時速を稼いでアベレージ33km/hに乗せる。

しかし、ハイスピードの為かノースリーブのウェアで腕が丸出しだったので、冷えてしまって両手にしびれが出てきた。流石にヤバいんじゃないかと思い、念の為と思って背中のポケットに入れてあったグローブをすることにした。気休めだったかもしれないけど、なんとなく両手が楽になった。

b0068891_196263.jpgまたまた、強風に晒された東平安名崎を過ぎて今度はコース最長の来間大橋に向かう。皆、良く走ってるなぁと他人事のように感心しながら怖々と来間大橋を通過。

その後、アトール前を通過した時にもの凄く大きな声で「よっちゃん!」って呼ばれて、何事かと思って手を振ったけど、あれ、みっちゃんの応援だったのね。男の声かと思うくらいデカイ声だったよΣ(゚д゚lll)

もう一度、池間大橋を目指して向かい風の区間に入り、アベレージがどんどん落ちる。

正直、もう嫌だと思いながら2度目の池間を廻って、かなり消耗した状態でバイクをゴール。
結局、バイクはアベレージ29.4km/hで終了。ゴールで再び、キッタンとみっちゃんに声をかけてもらったけど、きっとヘトヘトだったと思う。

ところで、このバイクパート、用意した2本のボトルのうち1本しか消費しなかった。寒くてあまり給水したいと思わなかった上に、片手運転の時に突風に煽られるととんでもないことになるため、街中のように周辺に風よけが有るところでないと給水できなかったからだ。いかにも少ない給水なんだけど大丈夫か?

■ラン編
準備していた補給食をウェアのポケットに入れ、VFFに履き替えて、いざランパートへ。

バイクを終えた時はほんとにこんなに疲れた状態で42kmも走れるのかと思ったけど、走り始めてみると以外と調子が良い。5'20"/キロ位のペースで走ることができた。

バイクで疲れていたのにランの前半が走れて後半に失速した佐渡の悪夢が脳裏を霞めたけど、行けるところまで行くしか無いと思った。

7kmくらいのところで三たびキッタンとみっちゃんが応援してくれていて、ここで温かいお茶を貰った。体が冷えていたので、これ、ほんとにありがたかったです。この時点でまっちゃんが5分くらい後方にいることを知らされる。

b0068891_19104588.jpg10km、15kmと調子良く通過して、ハーフを折り返した時のランスプリットは1時間57分、これ、上手くいくとサブ4か?

折り返してしばらく行くと、なんと、前を走っているかと思っていた友人と擦れ違った。

バイクで抜いたのか?全然気付かなかった。この時点ではまだまだ元気だったので、離せるかもしれないと思った。

…って、レースはそんなに調子良く行くものではないのね。それまで元気だったのに30km辺りから急に足が重くなり、前に進まなくなってしまった。ちょっとした登りでも走れない。一度、歩いてしまうと尚更、足が言うことを聞いてくれなくて歩く走るを繰り返した。抜いてきた選手にもどんどん抜かれる。残り12kmってまだけっこうあるんだけど…。

遂に34km付近で友人に抜かれる。抜いていった時の足取りの軽やかなこと。いかにも気持良さそうだったけどこっちはキツいの一言…。

どうにか我慢しながら街中まで帰ってきて、39km地点、ゴール手前最後のエイドまで辿り着く。このエイドは大音量のマイクで選手の名前を呼び、無事に帰ってきたことを讃えてくれるエイドだった。

「708番、吉崎さんお帰りなさい!」

その後、3人くらい名前が呼ばれただろうか。

そして、、「松本昌士さんお帰りなさい!」

背中が一瞬、ゾクッとした。

「げッ!」と思って後ろを振り返るとそこにはまっちゃんの姿が…。

それまで歩く走るを繰り返していたので、いつか追いつかれるかもしれないと思っていたけど、39kmまで来たらなんとなく逃げ切ったと思うじゃないか…なんの根拠も無いんだけど…。

付いて行こうにも脚が残って無い。元気なまっちゃんに道を譲る以外なかった。

もう少し走れたかな〜?、いろんな感情を抱きながらラスト3kmを走りきり競技場へ。キッタン、みっちゃん、まっちゃん、そしてノリさんが待っていてくれた。

キツい思いをすればするほど、ゴールテープを切るとホッとする。最後の10kmはほんとキツかったね。いろんな意味で帰ってきたなと感じた。

■御礼
キッタン、みっちゃん、応援をほんとうにありがとう!2人に会う度に力を貰いました。強風のレースを無事にゴールできたのは2人のおかげです!そして、まっちゃん、ノリさん共に過ごした楽しい時間をありがとう(^o^)/


■数字のまとめ
スタート人数:1,470人
完走者   :1,184人
完走率   :80.5%

バイク  :5:56:50(第1ラン含)
ラン   :4:26:49
総合タイム:10:23:39
総合順位 :361位
年代別順位:32位

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通過順位 通過時刻 ポイント
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428 08:36:05 バイクS(第1ランF)
420 09:39:45 バイク30km
389 10:47:15 バイク70km
350 13:00:17 バイク130km
357 13:56:50 バイクF
312 15:55:37 ランハーフ
301 16:53:00 ラン30km
324 17:29:07 ラン35km
361 18:23:39 ランF

見事にラン30km以降が潰れてますな(^^;)
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by yojige | 2013-05-02 19:27 | Triathlon